びわこベース 第二十五回 サイエンスカフェのご案内
長浜バイオ大学 大学院バイオサイエンス研究科 発生遺伝学研究室
富原 壮真さんによる
『メダカの研究から探る、魚類の生殖を司る脳のはたらき』
魚はそれぞれの種に特有の繁殖期をもち、この時期になるとメスの腹には卵が作られるようになります。また繁殖期に卵をもったメスが同種のオスと出会うと、繁殖行動を行うことで産卵します。魚の生殖を成功させるためのこの一連の流れは、脳をはじめとする器官で精密に制御されています。しかし、その仕組みはあまりよく分かっておりませんでした。今回のサイエンスカフェでは、この疑問を明らかにするためにメダカを用いて行われてきた研究の知見をお話し、観賞魚としてだけでなく研究対象としても魅力的なメダカの素晴らしさをお伝えできればと思います。
●4月13日(土)14時〜17時
●参加費(入場料+飲み物+お菓子)1500円 高校生以下 500円
●先着順で定員15名とさせていただきます。
参加申し込みはびわこベースホームページのcontact欄に参加希望者氏名をご記入いただきサイエンスカフェ参加希望と必ずご記入ください。
サイエンスカフェ開催中(14時〜17時)はご予約の方以外入場頂けませんのでご了承ください。
富原 壮真(とみはら そうま)1993年 滋賀県生まれ。東京大学大学院在籍時から、メダカを材料に魚の配偶子形成や性行動を制御する神経内分泌メカニズムについて研究している。現在は長浜バイオ大学にて、日本学術振興会特別研究員(PD)として、海外に棲息するメダカの近縁種を用いて魚類の生殖メカニズムの進化に関する研究にも取り組んでいる。博士(理学)。
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